東京大学大学院の農学生命科学研究科の稲山研究室の院生を始めてはや1年、昨日授業の一環としてセルフビルト木質仮設構造物の設計コンペがありました。毎年の東京大学の五月祭での出し物の選定を兼ねたコンペで自らのデザイン案を模型で提出、優秀な作品を教授も含めた研究室の一堂で投票して決定します。

今年のお題は「CLT(Jパネル)と小断面材を用いた独特の空間形状を有する屋根付き休憩スペース」としてCLT(Cross-Laminated-Timber)の活用方法の提案も兼ねたモノでした。

 

昨年は実務設計に囚われた硬直した作品しか出せず惨憺たる結果でしたが、今年は五月祭の採用は無理としても、そこそこの投票は欲しいので頑張ってみました。しかし、結果は全17作品中順位は真ん中ぐらいで得票数は6票、前回ほど酷くはないですが上位15~18票を得ていた上位とはほぼトリプルスコア(涙)。やはり皆さんセンスの良いものを出してきます。

誰の目にも触れずお蔵入りになるのは悲しいのでここでちょっと公開


作品は910x1820xt36のCLT板を斜めに切断して片方を180°回転させて切断面で接合、同じモノを合体させて菱形のユニットをつくり、それを組み合わせて折板状の屋根を形成するものです。


考案したときは加工しやすく独特の空間を作れるいいアイデアだと思ったのですが・・・
まだまだ、発想が縛られている様で。