先日届いた治具を使った実験を今週頭から東大の実験室でやっていました。

「○○工法」の様な素人目にもすごさが伝わる実験ではなく、ミクロな接合部の基礎的研究という非常に地味なテーマを選んでしまったので、一見何をやっているのかわからない様な写真です。
それでも実務の構造設計で実際はどうなるのかモヤモヤしていた分野なので、静かに気合いが入っています。

実験そのものは予想とかなり違う壊れ方をして実験の最中にあったゼミで速報を発表したのですが、教授らも驚いていました。木造は専門家でも壊れ方を予想するのが難しいと言われていますが、改めて実感できます。今後実験で起こった現象をどう理論的に説明するか?それを実証する追加実験をどうしていくか悩ましいところです。

余談:

治具の加工屋さんが保管用のプレートも作成してくれたのですが、やたらとカッコイイ!