先日のブログの耐震診断・耐震補強の評定審査のさい、審査機関の窓口担当の方に木造の案件の頻度を聞いて見ましたが、そこの審査機関では年に1~2件に過ぎないとの事でした。

2012年に「木造住宅の耐震診断と補強方法」が改定されて木造住宅だけで無く木造学校などの木造公共建築物の診断や補強もやりやすくなった筈なのですが、まだまだ普及していないのが現状の様です。

また、木造の精密診断(二次診断)を引き受ける構造設計者が見つからず評定の場に意匠事務所の方がやむを得ず担当としてやってくる事も少なくないそうです。新築だけで無く耐震補強でも木造構造設計者が不足しているようです。結果、補強を諦めて建て替えてしまう事例もあるそうで・・・

あと、残念な話ですが、今回の物件のある県では既存の木造校舎なども鉄筋コンクリートに建て替える前提で倒壊の恐れありの結果を出すための診断も行われているそうで、木造の構造設計者としては非常に残念に思います。

 

i-木構はこれまで新築を中心に引き受けていましたが、今後は耐震診断・耐震補強も力を入れてゆきたいですね。

 


i-木構では住宅の他木造公共建築や店舗などの精密診断(2次診断)と耐震補強計画策定も行っています。
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