木の建築フォラムが主催している2013年度 講習会/後期募集についてお知らせします。

木造建築について中身の濃い充実したセミナーで、私も「地震津波被害・耐震診断・耐震補強」に参加予定です。

 

◆応用編4「地震津波被害・耐震診断・耐震補強」講座

計5回(90分2コマ/1回) 10/25 11/15 12/20 1/17 2/21
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)

【主旨】木造建築物の耐震設計の考え方は、明治以降、実際の地震被害に謙虚に向き合うことから出発して、工学的な知見を加え、基準法の壁量規定、その他の仕様書的規定に結びついている。耐震診断法もその考え方を踏まえて策定されている。しかしながら、近年でも木造住宅等の地震被害は少なからずあり、既存木造住宅の耐震診断、耐震改修の必要性が高い状況は変わっていない。また、東日本大震災以来、津波も大きな課題となっている。本講座は、木造建築物の過去の地震被害、津波被害をもう一度腰を据えて見つめ直し、耐震診断法及び耐震改修技術について学ぶことを通して、既存木造建築物の耐震化、地震被害の軽減化について、ともに考える場を提供する。

 

◆応用編5「木造住宅の設計・計画 ~木の家をつくる方法-設計から現場まで~」講座

計5回(90分2コマ/1回) 10/12 11/30 12/14 1/25 2/22
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)

【主旨】木の家を設計・監理することは、実はそんなに簡単なことではありません。工業製品ではない木材という材料を、どのように選択し調達して空間に活かすのか。施主には木の家の扱いをどのように説明するのか。構造安全や温熱環境、省エネルギー、環境配慮などの性能はどのように考えているか。山とのつながり、職人との協働の方法など、木の家をつくり続けている建築家や企業が、何を考えて設計し、どのように現場を進めているのか、興味はつきません。
この講習会では、確かな木の家をつくり続けている建築家・企業5組の方々を講師として招きます。それぞれの講師の多くの実例を見ながら、その設計手法をじっくり聴くことができる貴重な機会となることでしょう。木の家を設計している設計者にはもちろんですが、これから家を建てようとしている一般の方にもお役にたつことと思います。

 

◆応用編6「伝統木造建築」講座

計5回(90分2コマ/1回) 10/26 11/16 12/21 1/18 2/15
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)

【主旨】いまわたしたちが建てている建物は、伝統的な日本の家づくりの流れの中にあるのでしょうか。毎年、法制度の改正や補助事業が施行される中、わたしたちのつくる建物はどこへ向かうのでしょうか。今こそ、日本の気候風土に根差した木造建物の基本は、どこにあるのかを探る時期ではないでしょうか。
本講座では、日本の伝統木造について、構造、構法はもちろん、温熱環境や、省エネ対策、素材の扱い方について、歴史を振り返りながら、これからの実践に生かせる伝統の知恵と工夫に学びたいと思います。毎回の講座は質疑応答を充実させ、実務者の方々とともに一緒に考えてゆきたいと思います。

 

各講座の申し込みお問い合わせは下記までお願いします。

http://www.forum.or.jp/menu2_3.html#section06