木造の倉庫と木造の事務所を有する株式会社山西の新岐阜店の見学会に行ってきました。
先ずは倉庫
サミットHR工法という接合部に鉄筋を埋め込み接着剤で接合する工法を用いて約13m程の大スパンを飛ばしています。
隣に同様の大きさの鉄骨倉庫棟があります。見ると木造で鉄骨とほぼ同じに作れるのが一目両全ですね。
続いて木造2階建ての事務所
1階事務所:天井はあえて表しにしています。
こちらも倉庫同様にサミットHR工法の木質ラーメン構造で計画されています。
2階:食堂の予定だそうですが、セミナールームしようかという話も出ているそうです。
大規模木造/中規模木造建物はだいぶ普及はしてきましたが、まだまだこうした中大規模の建物を木造で作るという選択肢が広まっていない現状もありますので、身近に目に見えやすい事例が増えると良いですね。大規模木造も工夫次第で鉄骨などよりコストを抑えられるので。
一つ残念なのが今回の建物に採用されているサミットHR工法がクローズの工法で構造設計はメーカー独占で建物の一部だけ使用する事もNGな事ですね。私もやってみたいと思ったのですが、これでは手が出せません。
現場情報
株式会社山西 新岐阜店
岐阜県瑞穂市野白新田永長329-6