間違いは教材
新卒の社員が入社から3ヶ月。先輩社員のサポートもできる様になってきて、i-木構の実務ノウハウを詰め込んだ構造設計マニュアルの読み込みも進んできたので、比較的小型でシンプルなプランの物件を任せてみました。
初めてなので進捗の段階ごとに所長の私が細かくチェックをするのですが、指摘事項で図面も計算書も真っ赤になります。

チェックは昔ながらの手書き。アナログが一番伝えやすい。
初めてなのでこれは当然で、むしろ指摘事項が多い事が「ここはなぜこうすべきなのか」「なぜこのやり方ではなぜダメなのか」「現場の実際の納まりはどうなるのか」といった教科書やグレー本などの基準書には書かれていない構造設計のノウハウを伝える格好の教材になります。また、耐震性などの安全性をクリアするだけでなく、プレカット工場での加工のしやすさ、現場での大工さんの施工のしやすさ、さらには規格木材の効率的な割付、冗長過ぎる箇所の合理化など施工性とコスト抑制のポイントなどの、マニュアルに書ききれないノウハウの伝授にも役立ちます。
手間は先行投資
チェックした図面や計算書を改めてみると、随分手間をかけてしまっています。それもこれも新人に早く自分で仕事を回せる様になってもらって自分が楽をするためです。どこかで聞いた「自分が楽をするための手間と努力は惜しまない」一流の怠け者に近いでしょうか。あと何物件かはこんな調子で指導する予定にしています。歴代の未経験で入社した所員もこうして自走する頼れる戦力になってゆきました。新人のこれからの成長が楽しみです。

